ペットロス 〜また一緒に〜

愛犬との幸せな生活が幕を閉じ、押し寄せる絶望感や底のない喪失感を包み隠さずに綴ります。

ニセモノのかさぶた

 

時間の経過とともに心の傷が「かさぶた」になり、やがて癒えると何かで読みました。

 

写真、風、景色。

これらが過去の記憶とリンクした瞬間、かさぶたなんてニセモノだと気付かされます。

仮にホンモノだとしても、剥がれるのなんて呆気ないものです。

そこにあるのは別れの日に感じた、あの表現しづらい気持ちと同じ種類の暗闇。

 

胸が痛いという言葉は単なる比喩だと思っていたけど、それがどんなものか思い知らされます。

生傷を刺すようなこの感覚に慣れるのはちょっと難しいかな。