ペットロス 〜また一緒に〜

愛犬との幸せな生活が幕を閉じ、押し寄せる絶望感や底のない喪失感を包み隠さずに綴ります。

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

また、一緒に

ここは最後のページになります。 1ヶ月半の短いブログなので、先頭の日付からご覧になって頂けたら幸いです。 - - - - - - - - - - - - - - - 悲しい気持ちや正直な想いをここで文章にしてみました。 これによって自分の現状をしっかり把握することが出来ま…

旅立つ前夜の出来事

後になって「旅立つ前夜」と分かった、翌朝に亡くなる前日の夜のことです。 ソファに座ったオレの腕の中に抱かれながら、こちらを見て話を聞いていました。 今でも何故そうしたのか分かりませんが、ゆっくり過去を振り返りながら思い出を語りました。 そして…

ふとした風の匂い

季節の変わり目の空気感や、ふとした時に感じる風の匂い。 その瞬間、まるでタイムスリップしたかのように「あの頃」が蘇ります。 あの時の風景。 あの子の存在。 手に触れる感触。 ありとあらゆる感覚が、まるでそこにあると錯覚するほど蘇ってきます。 こ…

たったひとりの家族

あの子は唯一の家族でした。 だから出来る限り大切にしたし、依存もしていたと思います。 最愛の者がこの腕の中で旅立つというのは計り知れない衝撃でした。 その瞬間、心の中なのか耳の中なのかは不明ですが大きな爆音が鳴り響いたのを覚えています。 「心…

ニセモノのかさぶた

時間の経過とともに心の傷が「かさぶた」になり、やがて癒えると何かで読みました。 写真、風、景色。 これらが過去の記憶とリンクした瞬間、かさぶたなんてニセモノだと気付かされます。 仮にホンモノだとしても、剥がれるのなんて呆気ないものです。 そこ…

動物と会話できる人

あの子が亡くなる2年前、動物と話せる人に会ったことがあります。 膝の上に座らせた状態で向かい合って座り、約30分のセッションを行いました。 TV等でもよく見かけるアレです。 霊能や超能力なのか偽物なのか、真偽のほどは定かではありません。 当時そん…

1人と1匹の足跡

一緒に歩んだ16年。 どこを切り取ってもキラキラ輝いている瞬間が帯状に連なっているように感じます。 スタートは、お兄さんと子犬。 偶然が重なって迎えたと思っていた出会いも、今となっては必然だったように思えます。 やがて生活のリズムやルールが出来…

亡くされた方へ

ペットロス。 この言葉をタイトルの一部に付けました。 でも本当はとても嫌いな言葉です。 ペットではなく、大切な家族だから。 オレは今、自分がどれだけ暗闇にいるのかをある程度は分かるようになりました。 この言葉を使ったのは、まだ何も見えずに彷徨っ…

宝石のような記憶

食べることが好きで、家では手作り&出先では飲食系の店が目標地点でした。 車に乗るのが好きで、買い替えは毎回一緒に試乗&お気に召した車にしました。 一緒に寝るのが好きで、右側が定位置&腕まくらで寝入るのが日課でした。 まだまだたくさんあって書き…

よくある不思議な体験

愛犬・愛猫が亡くなった後、身近なところで不思議な現象があったと見聞きします。 それが本当の話なのか、飼い主の思い込みなのかは意見が分かれる所だと思います。 どんな形でもいいから何かを感じたい。 何か伝えてほしい。 そんな切なる願いが強過ぎて、…

一緒に出掛けた場所

日々の散歩、カフェ、公園、海、山、そして24回の旅行。 たくさんの場所へいつも一緒でした。 道をよく覚えて、自分で行きたい場所へ誘導していました。 それは出先や旅先でも同じで、一度行った場所は把握していたようです。 贔屓目に見ても、とても賢い子…

悲しみは愛情の残骸

悲しい、苦しい、会いたい、後悔、懺悔。 これらの感情に伴う痛みは、行き場をなくした愛情の裏返しのような気がします。 それはまるで、そこら中に散らばってしまった愛情の残骸。 少しでも歩き出すとすぐに踏んでしまうから、また悲しみが襲ってくるのかも…